2021年の新語・流行語にノミネートされた「ととのう」は、最近幅広い年代の人から注目を集めているサウナ界隈の言葉です。
実際あなたの周りにも、サウナが好きで定期的に通っている人はいるのではないでしょうか。
サウナを楽しむ「サ活」がなぜいま世の人々に人気なのか。サウナはどのようにして人々を魅力しているのか。その不思議に迫ります。
かつては”サウナ=おじさん”だった?
かつてサウナといえば、言葉を選ばなければオジサン臭いイメージがあったかと思います。
灼熱の箱に入って汗ダラダラになりながら我慢を貫いたあと、厳寒の水風呂にザバーンと浸かる。
サウナの魅力を知らない人間にとってその一連の行動は怪奇そのもので、なぜオジサンたちが気持ちよさそうにしているのかなかなか理解できない方もいたと思います。
しかしここ数年、そうしたサウナに対するイメージは変わりつつあり、若い人も、もちろん女性も楽しめる文化としてサウナが再認識されてきています。
冒頭にもあるように2021年の新語・流行語にサウナ関連の「ととのう」がノミネートされているくらいですから、なかなかの盛り上がりであることは間違いありません。
サウナでととのうということ
そもそも「ととのう」とはどういうことでしょうか。
これは簡単に言えば「とても気持ちがよい状態」のことです。トランス状態とも表現されます。
筆者も体験したことがあるのですが、頭のてっぺんからから太陽に向かって光の螺旋階段が伸びていくような感覚でした。脳みそに鳥肌がたつような感覚。
文章だけ見るとかなりヤバいですが、まさにこういった表現がぴったりのとても気持ちいいものです。
ただこの感覚、ご存じの方も多いと思いますが適当にサウナに入るだけでは得られません。
具体的には「サウナ→水風呂→(できれば)外気浴」というプロセスが必要と言われています。
各行程にかかる時間はひとそれぞれです。また一般的にはこのサイクルを何度か繰り返すなかで(人によっては1サイクルで)外気浴の際にととのいの境地に達します。
科学的な説明は他に譲りますが、ざっくりとしたととのいの説明は以上です。
(そう思えばサウナを出てぐったりしていたオジサン達は、しんどいからではなくハチャメチャに気持ちいいからグッタリしていたんだなあ、、)
「ととのい」の先にあるもの
「ととのい」がもつ天にも昇るような快感は中毒性をもち人々を強力に魅了します。深いリラックスを得て頭が冴える人もいます。
TABI LABOのこちらの記事によると
- 集中力や発想力が高まる
- 脳の疲れが取れてよく眠れる
- (長い目で見れば)ダイエット効果もある
といった効果を期待できるようです。
ノイズやストレスが多いと呼ばれる昨今。サウナはそれらを一度リセットするのにとっておきなのかもしれません。
サウナの体験はいわゆる”chill”である
体験することで深いリラックスを得られるサウナ。
このブログでかねてから紹介してきたシーシャも、深いリラックスという点で見れば同じです。
深呼吸をして煙をゆっくり吐き出す、いわゆるチルな感覚は日常に安らぎや彩りを与えてくれます。
みなさんも体調には気をつけながら、サウナやシーシャを楽しんでみてはいかがでしょうか。