
本記事は、BRO TALK STUDIOの動画「【作り方が違う?!】ドイツ人トビーの拘りの作り方!」より、ドイツ・ミュンヘン近郊でシーシャラウンジ「Black Dragon」を経営するTobi(トビー)氏をゲストに迎え、日本とは全く異なる「ドイツ流シーシャ」の作り方と文化について深掘りします。
提供スピードへのこだわり、手を使ったミキシング、そして立ち上げの手法の違いなど、本場ドイツのリアルな技術を解説します。
【文化の違い】提供時間は「10分以内」が鉄則
まず、日本とドイツのシーシャ文化で最も異なるのが「提供スピード」です。 日本では丁寧に蒸らして時間をかけて提供するのが一般的ですが、ドイツのラウンジでは、オーダーから提供までの目標時間は 10分以内 とされています。
なぜそこまで早いのか? ドイツでは仕事終わりの夕方に、友人たちと合流して気軽に吸うスタイルが主流です。限られた時間の中で、食事をしたり会話を楽しむためのツールであるため、スピーディーな提供が求められる背景があります。
【ブロンドリーフの作り方】フォークではなく「指」を使う
今回、トビー氏がオーダーしたのは「レモン系などのさっぱり系+ダークベリー」のミックス。 選定フレーバーは、ボムシェル、ピーチ、グレープフルーツ。

最初にフレーバーを実際にあらためて確認し(もちろん知っているフレーバーでも)味の強さ、優しさなどを確認した上で完成形をイメージします。

作り方のポイント
指で混ぜる(ハンドミックス) 多くの人がフォークやポーカーを使って混ぜますが、トビー氏は 指 を使って混ぜることを推奨しています。
理由1
味の統合 指で揉み込むように混ぜることで、異なるフレーバー同士がしっかりと馴染み、一つの味としてまとまりやすくなります。

理由2
湿り気の活性化(アクティベーション) タバコ葉に含まれるシロップ(湿り気)を適度に活性化させることができます。濡れすぎず、乾きすぎない最適な状態を作るには、指の感覚が最も適しています。

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【ダークリーフの作り方】強さのコントロールと「空間」
ダークリーフ(今回はTangiersとTrofimoffを使用)を作る際、トビー氏が最も気をつけているのは「ニコチンの強さ」です。

ヒアリングの重要性
人によってニコチンの許容範囲は異なるため、頭痛を起こさないよう、どれくらいの強さが欲しいかを必ず確認します。軽めを希望する場合は、特定のボウル(ストレートかファンネルなど)を選定します。

盛り付けの鉄則
HMDとの間にスペースを作る ダークリーフを盛る際は、フレーバーとヒートマネジメント(HMD)の間に、必ず 空間(スペース) を設けます。 接触させすぎると熱が入りすぎて強くなりすぎるため、エッジ(縁)の高さを均一にし、盛りすぎないように調整します。

センターホールの確認
盛り付け後、ボウルの下から覗き込んだり、真ん中に穴を通すことで、空気の通り道が塞がっていないかを入念にチェックします。

【立ち上げの違い】「置き」ではなく「吸い」で上げる
日本のシーシャ作りと大きく異なるのが、炭を置いてからの「立ち上げ」の工程です。
日本では炭を置いてから数分間放置(蒸らし)して熱を回しますが、トビー流(ドイツ流)は、炭を置いたら 早い段階で吸い始めます 。

吸って熱を下ろす
蒸らし時間で熱が下りるのを待つのではなく、吸い上げることによって熱を強制的に下へ通します。 1回吸って煙の量を確認し、合計4〜5回吸って煙と味が安定したら、すぐにお客様へ提供します。これが「10分提供」を実現するテクニックの一つです。
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【まとめ】Black Dragonとドイツのスタイル
トビー氏が経営する「Black Dragon」は、ロシア製パイプなども多く取り扱う、ミュンヘン近郊の人気店です。
今回のコラボで分かったことは、ドイツ流のシーシャは「日常の一部」として最適化されているということです。 じっくりと芸術品のように作る日本のスタイルとは対照的に、ハンドミックスによる効率化や、吸い上げによる時短テクニックなど、合理性とコミュニケーションを重視したスタイルが、ドイツのシーシャ文化を支えています。

Black Dragonについて
📍 アクセス
場所: Mühldorf am Inn(ミュールドルフ・アム・イン)
🕰️ 営業時間
曜日によって閉店時間が異なりますのでご注意ください。
| 曜日 | 営業時間 |
| 月 | 18:00 ~ 00:00 |
| 火 | 定休日 |
| 水 | 18:00 ~ 00:00 |
| 木 | 18:00 ~ 00:00 |
| 金 | 18:00 ~ 01:00 |
| 土 | 18:00 ~ 02:00 |
| 日 | 18:00 ~ 00:00 |
