シーシャはたばこ由来の嗜好品であるということはよく知られています。一方であまり知られていない事実として、タール・ニコチンを含まないシーシャもあるという事実があります。
実際、ノンニコチン、ノンタールのフレーバーを提供するお店も増えてきている印象です。ノンニコチン、ノンタールのフレーバーにもさまざまな種類のものがあります。
実際に吸ってみると、煙の質感や重さなども大きくニコチンを含むフレーバーと比べて違う部分もありますが、共通する部分があるのも事実です。
今回は、ノンニコチン、ノンタールのシーシャフレーバーについて簡単に説明します。
ノンニコチン・ノンタールフレーバーとは?
まずは、そもそもなぜシーシャ(水タバコ)なのに、ノンニコチンのフレーバーがあるのか。
それは、通常のフレーバーはたばこの葉を用いてフレーバーを製造しているのですが、ノンニコチンのフレーバーはたばこの葉を使用していないからです。
では、何からフレーバーはできているのでしょうか?それらは主に以下のものが挙げられます。
- サトウキビの葉を用いたフレーバー
- フルーツを用いたフレーバー
- 茶葉(tea leaf)を用いたフレーバー
- ハイビスカスティーの葉を用いたフレーバー
- スチームストーン
ここからは、①から③までのノンニコチン・ノンタールフレーバーをそれぞれ簡単に説明していきます。
サトウキビ由来のシーシャフレーバー
Hydro Herbal(アメリカ発),Soex(インド発),Sophies(インド発)などが発売しているのがサトウキビの葉を使用したシーシャフレーバーです。
サトウキビを使用したフレーバーの特徴としては、フレーバーによっては、煙の味が通常よりも濃くなっているというところです。また、フレーバーの特徴として、全体としてシロップの量が多いため、シーシャの立ち上げの時間が短いという点も挙げられます。
それぞれのブランドでも、少しずつ特徴が変わってきますので、それぞれ挑戦してみてください。
フルーツ由来のシーシャフレーバー
実際のフルーツが使われたフレーバーがあります。あるんです。
実際のフルーツの果実をシロップづけにしたこのフレーバーは、その特性上味の再現度がとても高く、名前の通りの正直な味を楽しむことができます。また、とても濃厚な煙が特徴的で口全体で果実のジューシーさを感じることができます。
煙りが喉に引っ掛かるような感覚も持ちにくいので初心者の方にもおすすめです。
家シーシャ・自宅シーシャユーザーにとっても、体調不良になりにくいこちらのノンニコチンフレーバーはおすすめですよ。
フルーツを原料にしたノンニコチンシーシャフレーバーには、“DeCloud”、“旬”などが挙げられます。
旬はDeCloudを開発しているDekang社とCLOUD社が共同開発したフルーツノンニコチンフレーバーです。フルーツを吸う。果実を使ったノンニコチンシーシャフレーバー”旬-SHUN”が一般販売開始から詳細を確認することができますので気になった方は是非ご覧ください。
茶葉(tea leaf)由来のシーシャフレーバー
茶葉を原料にしてシロップづけにしたフレーバーの特徴は、茶葉特有の香ばしさや甘味がベースでしっかりと感じることができる点です。
一般的にシーシャは後半になるにつれて味が落ち、雑味が出てくるような印象がありますが、茶葉を原料にしたフレーバーは後半になっても原料そのものである茶葉の香りが残るため、長時間味の変化を楽しむことができます。
茶葉を使用した代表的なフレーバーブランドは、日本で製造・開発された“Japonesque”が挙げられます。特にこのブランドの代表作でもある”禅”という抹茶とほうじ茶の香りを再現したフレーバーが絶品です。
japonesqueについては、全フレーバーをCLOUDで紹介しているのでそちらも是非ご覧ください。
本日の記事では「日本発のノンニコチンフレーバー『Japonesque』を吸ってみた」と題しまして、『Japonesque』というノンニコチンフレーバーのレビューをしていきます。 (6種類あるため、3種類ずつ前編・後編に分けてご紹介し[…]
“ハイビスカスティーの葉”由来のシーシャフレーバー
何個あるねん、とみなさんも感じてきた頃でしょうか。もうすぐで終わりますので少々お付き合いください。
ハイビスカスティーの葉を使用したノンニコチンシーシャフレーバーの特徴としては、ハイビスカスティーの葉の特徴である”グリセリン、糖蜜、香料などの成分を完璧に吸収し、邪魔な匂いを出さない”という点です。
先ほどご説明した茶葉を使用したフレーバーとは反対に、葉っぱそのものが主張しないことによってピュアなシロップ、香料の香りを再現することができるため、再現度の高さや幅広いラインナップを実現しています。
ハイビスカスティーの葉を使用したノンニコチンフレーバーといえば、ロシアのNube社が販売している”Tabu”が有名です。Tabuの特徴についてはこちらでご紹介しておりますので是非ご覧ください!
最近Twitterなどでもよく聞くようになったフレーバーがあります。それはハイビスカスを使用した、"Tabu"と呼ばれるフレーバーです。 そこで、今回は、この"Tabu"というノンニコチンフレーバーに焦点を当ててご紹介しようと思いま[…]
スチームストーン
スチームストーンは、植物性の石のようなものにシロップを染み込ませたフレーバーになります。石には無数の小さな穴が開いており、ここにシロップが吸収されることにより、石を熱することでシーシャのように煙を出すことができるようになっています。
スチームストーンは欧米を中心に人気のあるノンニコチンフレーバーのスタイルです。
少し想像しにくいので、写真を使いましたが、スチームストーンは次の写真のようになっています。
特徴としては、口当たりのいい上質な煙と、味の持続性です。石が使われていることもあり、他のフレーバーに比べて焦げにくくなっています。
また、使い終わった石をパッケージに戻して1日ほど放置すると、シロップが再び染み込んで再利用できるようになっています。
こちらのフレーバーは、シーシャの立ち上げも非常に簡単にできるフレーバーになっていますので、お家シーシャ初心者にもおすすめです。
スチームストーンを販売しているフレーバーブランドは、Aladinが販売している“ICE ROCKZ”, “Shiazo”などが挙げられます。どちらもドイツのブランドです。