Omar hookah, エジプシャンシーシャパイプ

いろいろな国のいろいろな特色のあるシーシャパイプ ”なぜ、玄人はエジプシャンに落ち着く?”

シーシャの世界は広い。中東から欧州、米国、アジア。非常に多くの国でシーシャが楽しまれています。そんないろいろな国のシーシャパイプをご紹介しながら、それぞれの特徴について軽く比較しながらご紹介していきます。

また、シーシャ玄人がどうしても行き着く”エジプシャンパイプ”。なぜなのか、それも軽く洞察していきながらご説明していきます。

それでは、それぞれの地域のシーシャパイプを軽く特色をご説明しながらご紹介していきます。

地域の分け方としては、そこまで細かく分けず、”中東” ”欧米” 最後に”日本でよく見る”シーシャパイプをご紹介していきます。

まず初めにシーシャ発祥の地とされる(諸説あり)中東のシーシャパイプを見ていきましょう。

中東のシーシャパイプ

中東で主に使われている、中東発祥のシーシャパイプブランドは多くが”エジプシャン”と呼ばれるパイプです。

”エジプシャン”が意味するのは、「エジプト風の」というところで、エジプトで生まれたブランドであるという意味なのでしょうか。確かに、日本で”エジプシャン”と呼ばれるタイプのシーシャパイプは、「Khalil Mamoon」「Omar Hookah」「Yahia」などが多く、これらのブランドはエジプトのブランドです。

それでは、エジプトからの「エジプシャン」と呼ばれるパイプがどのような姿をしているのか見てみましょう。

左から、Khalil Mamoon, Omar Hookah, Yahiaのパイプになります。

この後でご紹介する、欧米や日本でよく見るシーシャパイプとは大きな違いがあるということは一目でわかると思います。

これらのエジプシャンタイプのシーシャパイプは、非常に伝統的でシーシャが生まれて頃の形から変わっていないようにも思えます。

装飾も歴史を感じるような、ファラオや中東の雰囲気を感じられるような模様が入っているものが多くシンプルなデザインのパイプは非常に少ないです。

こちらの画像のような植物なのか、何かわかりませんが、中東のモスク(イスラム教の教会)の壁などでみられるような非常に歴史を感じることができる美しいデザインです。

最も大きなエジプシャンタイプのパイプの特徴としてあげられるのは、その吸い心地です。エジプシャンタイプのシーシャパイプを吸う際には、皆さんも聞き馴染みがあるであるであろう、「ぽこ、ぽこ、ぽこ、、、」というような(なんとも表現は難しい)音が響きます。

その理由は、ダウンステムと呼ばれる、シーシャのパイプのうち、ボトルの中の水に浸かる金属のパーツの構造に違いがあるからです。

次の画像は、エジプシャンパイプの”ダウンステム”です。シンプルな構造になっており、写真でいうと左下部に写っている筒状の先の部分が水の中に浸かります。ほとんどすべてのエジプシャンタイプのシーシャパイプのこのダウンステムの先は、このようなシンプルな筒状になっており、シーシャの煙(または外気)がここを経由して、ボトル内の液体(水)を通っていきます。

ですので、特徴的な「ぽこ、ぽこ、ぽこ、、、」というような音がなるのです。

非常に説明が難しいのですが、それがなぜ、エジプシャンパイプの特徴になるのかということをこちら(下)の画像からご説明させていただきます。

こちらの部分は一見上のエジプシャンパイプの”ダウンステム”の画像と全く異なるように見えますが、全く同じ機能を果たすパーツになります。

何が違うのかというと、エジプシャンタイプのパイプのようなシンプルの筒のような構造にはなっておらず、小さな丸が見受けられるということです。このように、空気が一箇所の穴に集中して通過するような構造ではなく、多くの小さな穴に分かれて通過するようになっているため、(現代的なパイプに多い)音が鳴りにくい「スーーー」っと吸えます。

近年よくみられるパイプでは、この「デフューザー」と呼ばれる機能を持つシーシャパイプが多く、エジプシャンパイプの吸い心地が特殊だと、感じられるようになっています。

中東系のシーシャパイプの特徴

ここまでで説明してきたように、エジプシャンタイプのパイプ(主に中東発祥、中東のブランドが多い)では、以下の2点の特徴が顕著にみられます。

デザインから中東を感じられ、また歴史もかんじられるようになっている

”デフューザー”システムが基本的になく、特徴的な吸い心地、音がついてまわる

欧米のシーシャパイプ

ここまでで、中東のシーシャパイプを見てきました。

ここからは、どちらかというと現代に入ってから世界で多く取り扱われるようになった(欧米タイプの方が世界的にはシェアを占めている)シーシャパイプをいくつかの共通点を探りながらご紹介します。

それでは、初めに、欧米発の世界でも人気のあるシーシャパイプのブランドを写真と共にご紹介させていただきます。

こちらの3つが(ランキング上位の3つのブランドではありません)世界的にも有名で、人気を集めているブランドの例になります。

左から、AEON HOOKAH(ドイツ)、Alpha Hookah(ロシア)、Wookah(ポーランド)というブランドになります。

それぞれの特徴がありますが、先ほどご紹介させていただきました、エジプシャンタイプのシーシャパイプとは全く異なる、何かモダンな雰囲気を感じることができるデザインになっています。

まだ、3つの画像だけでは、そのような感覚も伝わりにくいと思いますので、それぞれのブランドで、少し画像を添えてその特徴を見ていきましょう。

AEON HOOKAH

こちらは、AEON HOOKAH VYRO のVersaというモデルのパイプになります。

先ほどのモデルと違うのは、非常にすっきりとしたデザインで、余計なものが削ぎ落とされた見た目になっているというところです。

AEONは、メタルの光沢が目立ち、非常に現代における”美しさ”が目立つシーシャパイプになっています。

ステムの部分(パイプの金属部分)にエジプシャンタイプのパイプのような細々とした装飾はありません。

Alpha Hookah

こちらは、Alpha Hookhaの”BEAT”と呼ばれるモデルになります。

Alpha Hookahの特徴としては、使用されるフォントや、デザインにおいて、非常にポップなものが使われているというところです。

他のモデルも引用するとわかりやすいのですが、アニメやキャラクラーも使われており、若者が主なターゲットとして設定されていることがわかります。

シーシャパイプにおける中東系、欧米系の違いとは?

ここまでで、中東系のシーシャパイプと、欧米系のシーシャパイプを見てきました。

ある程度、それぞれの違いがわかってきた方もいらっしゃると思いますが、簡単に、ここまでで中東系と欧米系のシーシャパイプの特徴の違いがわかってきたと思います。

それでは、まとめていきましょう。

デザインにおける違い

まずはデザインにおける違いです。左が、中東系(エジプシャンタイプ)のシーシャパイプ、右がロシアのAlpha Hookahと呼ばれるシーシャパイプです。

デザインにおける違いとしては以下のような特徴の違いがありました。

■ 非常に細かい装飾がエジプシャンタイプのパイプでは目立つ

シンプルさ、モダンさの有無(エジプシャンではシンプルさは重要視されない)

機能性における違い

機能性における違いとしては、”ディフューザー”の有無を先ほどは上げさせていただきました。

他にはどのような部分があるのでしょうか?

■ デフューザーの有無

ディフューザーの有無は、煙の吸い感にも大きな違いを生みます。

写真左は、エジプシャンタイプのシーシャパイプによく見られるデフューザーの無いシーシャパイプで、右がデフューザーのついた、欧米のシーシャパイプによく見られる構造です。

デフューザーの有無で変わってくるのは、シーシャを吸う際の抵抗の大きさです(シーシャの煙感なども変わってくるとも言われています)。

デフューザーのあるなしで、シーシャの吸いやすさが変わってくるので、現代に入ってシーシャを吸う人々、シーシャのことを知った人が増えたので、できるだけ多くの人が吸いやすいようにシーシャの形も時代に合わせて変化していったことがわかります。

■ 分解できるかできないか

現代のシーシャ(欧米のシーシャ)は、非常に分解しやすくなっています。基本的にネジ式で、細かく分解することができます。こうすることによって、洗浄しやすくしたり、不具合を自分で修理したりしやすくなっています。

また、メーカーもパーツごとに販売していたりもするので、自分でカスタマイズしたり、壊れた部分のみを購入したりすることができます。

一方で、エジプシャンのシーシャパイプは、基本的に分解することなどはできず、一体型になっています。

ここも、中東系のパイプと、欧米系のパイプの大きな違いの一つになっています。

いかがだったでしょうか、ここまでで、中東系のシーシャパイプと、欧州系(それ以外)のパイプの違いなどもよくわかったと思います。

最後に、なぜ、シーシャに堕ちた(シーシャ狂、シーシャが大好き)人々は、「なぜ、エジプシャンタイプのパイプを好きになるのか?」(その傾向がある)というところについて、CLOUDなりに推測し、説明させていただきます。

なぜ、シーシャに堕ちた人々はエジプシャンを求めるのか?

シーシャを長年吸っている方が持っているパイプを見てみると、エジプシャンタイプのパイプが一台はあるように思えます。

歴史の長いシーシャ屋さんでも、エジプシャンタイプのシーシャパイプを使っているお店が多く感じます。

それはなぜなのでしょうか。

CLOUDなりの推測をいくつかのポイントから考えてみます。

ポコ、ポコ、ポコ、ポコ

まず挙げられるのは、デフューザーのついていないステムが生み出す音と、その乱暴だが奥ゆかしさのあるような吸いの感覚に惹かれるからです。

ディフューザー以外の違いとしても、欧米のパイプなどではステムがストレートにカットされているため吸い心地が比較的軽くなっています。ただ、エジプシャンタイプのシーシャパイプでは、パイプの先に丸い六角や丸い金具が付いてて、これがボコボコ感を強調しています。

言語化して、この部分の良さを表現するのは非常に難しいですが、このポイントに惹かれる方は多いのではないでしょうか。

欧米系のシーシャパイプのサラッと、多くの煙を吸うことができるパイプも非常に良いですが、何か物足りなく感じてくるのではないのでしょうか。

シーシャ原理主義

やはり、シーシャにのめり込み、シーシャを深く愛するようになると、原点に立ち返り、古くから使われてきた方法を再現し、シーシャのさらに奥の世界を見ようとする、または、シーシャが生まれ、発展してきたその道筋をシーシャの煙を通じて理解しようとしたくなるのかもしれません。

そうなると、必然的に最も歴史が長く、形もそこまで変化していないエジプシャンタイプのシーシャパイプに惹かれるのかもしれません。

温かみを求める

中東系エジプシャンタイプのシーシャパイプは、基本的には職人の手によって全て手作りで調整され、製作されています。

そのため、同じモデルのパイプでも若干サイズや規格に誤差があったり、また初期不良の不具合(頑張れば直せる)があったりとちょっと困ったところもあります。

ただ、そういった部分も含めて、自分で手入れして、長く使おうとする意欲が湧くのではないでしょうか。

愛着が湧きやすいのは、工業品として量産されている場合がほとんどの欧米系のパイプではなく、手作りのケースが多いエジプシャンタイプのシーシャパイプの方かもしれません。

また、ステンレスで作られているパイプの他にも、エジプシャンタイプのシーシャパイプでは真鍮で作られているシーシャパイプも多くあります。真鍮で作られているシーシャパイプなどは特に使えば使うほど味が出てきます。

そういった、古いアイテムではあるが、古いからこそ良くなっていく。そういった感覚を持てるアイテムになっているのが、エジプシャンタイプのシーシャパイプになっています。

Omar Hookahのご紹介

ここまでで、欧米系のシーシャパイプと中東系のエジプシャンタイプのシーシャパイプとを比較しながら、エジプシャンタイプのシーシャパイプの良さを説明してきました。

CLOUD SHOPでもエジプシャンタイプのシーシャパイプを1ブランドではありますが、販売しております。また、CLOUD SHOPでは販売していないタイプのOmar Hookahからのシーシャパイプを Tokyo Shishaでも販売開始するようです。

こちらの記事のまとめとして、Tokyo Shisha, CLOUD SHOPで販売しているOmar Hookahのパイプのご紹介をさせていただきます。

Tokyo Shisha で販売するOmar Hookah

伝統的なエジプトのパイプ会社Omar Hookah。職人が一本一本手作業で製造しています。シーシャの本場で作られたトラディショナルなのに、取り扱いやすさが特徴のメーカーです。

Tokyo Shisha

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ばんびえんについてのリンク集

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