EGG SHISHA “盃”を製作をするシーシャボウルのリリースイベントに参加してきました。

先日、日本有数の窯元である、岐阜県土岐市の伝統工芸、”美濃焼”で制作された日本発のシーシャボウルについてご紹介させていただきました。

今回は、そんな”盃”ボウルを試すことができる、リリースイベントが2022年11月6日に、oranger-表参道にて開催されましたので参加させていただきました。こちらの記事では、リリースイベントの様子、参加者からの質問とその回答など、他の場所では知ることができない情報を中心にまとめていきます。

“盃”ボウルとは?

EGGSHISHAのオリジナルシーシャボウルブランド「盃」。岐阜県土岐市で美濃焼による伝統的な陶磁器生産を5代にわたって営む老舗窯の当主 安藤勝美の高い技術力と、EGGSHISA代表 若村高弘のシーシャにかけるこだわりとのコラボレーションを通じて「盃」は誕生いたしました。

EGG SHISHA 公式HP より

盃は美濃焼で製作された日本発のシーシャボウルブランドです。

日本の伝統工芸で製作されたシーシャボウルとしてはいくつか前例がありますが、それぞれ日本の市場において非常に高い評価を受けている印象です。例えば、大手シーシャチェーン”チルイン”が販売する、”チルインボウル”シリーズ、Tokyo Shishaが監修する、”信楽焼VACAボウル “などです。

盃ボウルの特徴としては、以下のポイントが紹介されています。

■ フレーバーの価値を最大限活かす熱伝導性
■ 炭調整不要で長時間楽しめる保温力
■ 伝統とこだわりを反映した美しいデザイン

EGG SHSIHA “盃” リリースイベント概要

今回のイベントは、EGG SHISHA 主催で、東京・表参道”cafe&shisha bar oranger 表参道”にて開催されました。

シーシャボウルの特徴や製作過程における困難など、他では知ることができない情報を多くご説明してくださいました。

他にも、ボウルについての質疑応答や、合計10数台の”盃ボウル”を使用したセットアップでのシーシャを試すことができました。

アルミホイルを使用したセットアップ、アルミホイルなしで、ナグラニヒートマネジメントを使用したセットアップなどいくつかのパターンでも試すことができる貴重な機会でした。

イベント開催のきっかけはどのようなものだったのでしょうか?

きっかけは、盃を手に取ってもらい肌で感じてほしいというのが1番にありました。

また今回は店舗さんで行うことによって、実際にオフラインでシーシャが好きな皆様から直接お声がいただける事がとても大切だなと思いました。

気になってくださっている多くに方から、お褒めの言葉も多くいただけて嬉しかったです。

EGG SHISHA 代表 若村さん

唯一無二のシーシャブランドで世界へ

製作過程の困難

EGG SHISHA における、盃ボウルの開発が始まったのは、2021年。合計、1年半ほどの時間をかけて、数十個の試作品を製作し、そして出来上がったのが今回のラインナップです。

陶器(陶磁器)は、粘土で整形し、それを1000度近い高温でじっくりと焼き上げます。

その過程で、粘土が変形してしまったり、計算通りの収縮から外れることもあります。サイズや細かい角度などが非常に重要になってくるシーシャボウルにおいて、完成度の高い、それぞれの個体で誤差も少ないものを作るのに最も苦労したとのことでした。

また、盃ボウルはボウルの壁がしっかりと厚いものになっています。

初期の試作品においては、ボウルの壁も薄く仕上げたものがあったそうです。それらは、どうしてか煙がすごく辛くなってしまう(フレーバーが燃えすぎてしまう)ようで、それらを調整した結果、現在の形に辿り着きました。

盃ボウルのこの先

盃ボウルは、世界に対して、日本の伝統工芸を、日本のシーシャを広げていくためのプロダクトです。

そのために細かい部分までこだわり尽くして、盃ボウルを製作しました。盃ボウルは”世界で”評価されるブランドに成長させていきたいです。

その足がかりとして、2024年のドイツで開催される、”SHISHA MESSE"への出展を計画してます。

EGG SHISHA 代表 若松さん

参加者からの質問と回答

なぜ、盃ボウルの製作に土岐市の美濃焼を選んだのですか?

陶器、陶磁器生産にあたって、必要になってくるものが鍵になっています。

これらを開発、生産するにあたっては、非常に多くの役割を持つ職人が必要になってきます。

型を作る職人、釉薬を配合する職人、土を配合し供給する職人、などです。

そして、スムーズな開発を行うにあたっては、それらの職人が一箇所に集まっている場所が最適でした。

それが、土岐市の美濃焼の窯元でした。

また、”特徴がないことが特徴”と言われるほど、質素で洗練されたデザインの陶磁器が”美濃焼”でした。

その美しさからも、美濃焼でシーシャボウルを作ると決めました。

どのフレーバーに合わせて盃ボウルは研究開発したのですか?

幅広いフレーバーに合わせて、ボウルの微調整はしましたが、主には、私個人の好みではあるのですが、AZURE(米)というブランドのライチのフレーバーに合わせて開発しました。

もちろん、ダークリーフや、中東系のフレーバーでも最適な煙が出るように、味が引き出せるように微調整をして、完成したのが、盃ボウルです。

特にどの層のシーシャユーザーにおすすめですか?

盃ボウルは、シーシャの作り方にも幅を持たせるように開発しました。

アルミホイルを巻く作り方、アルミを貼らずに、HMSを直接載せる作り方。それぞれの作り方において、できるだけ安定した味が出るような構造、粘土の密度を調整しています。

フレーバーは、12g-20gほど使用することができるのですが、キューブの炭を3つセットして立ち上げをすることを推奨しています。

実際に、実演でお見せいたしますが、30秒から60秒ほどで吸うことができるボウルになっています。

ですので、シーシャをこれから作り始めるというからにも非常におすすめできます。

今後のイベントは?

今後は、東京や名古屋でも来月12月あたりにイベントの開催を計画しております。

また、これは読んでいただける方に向けてなのですが、イベントなどを開催したい方はHPや snsから是非お声がけいただけたら幸いです。

より多くの方に盃を知って頂き、シーシャという文化と伝統工芸品の魅力を伝えていけたらと思います。

EGG SHISHA 代表 若村さん

EGG SHISHA のご紹介

私達は、国外からの輸入だけでなく、国内での自社製品の制作にも取り組んでおります。日本の伝統文化を海外に発信し、私達の文化に触れる機会を作りたいという思いと、世界のシーシャ情勢のように日本のシーシャ業界を盛り上げたいという思いの中で、私達は実現を夢に目標へと向かっています。

EGG SHISHA オフィシャルHP より

EGG SHISHAは、盃ボウルなどのシーシャアイテムの開発に加えて、その他シーシャアイテムの輸入販売、シーシャ屋さんの開業にあたってのコンサルティングなど、幅広い取り組みをしています。

EGG SHISHA 代表の若村さんは、シーシャインフルエンサーとして、さまざまな世界中のシーシャアイテムの紹介をするインスタグラムのアカウントの運営もされています。