root66

[後編]フレーバーのモチーフになったもの3選

みなさんは、普段吸っているフレーバーが何の味を元にして作られたか知っていますか?

名前からすぐに想像できるものもあれば、そうでないものもよくあると思います。今回は後者の名前からは想像しにくいフレーバーのモチーフになったものを紹介していきます。

※この記事は後編です。まだ前編を見ていないという方はこちらから。

https://cloud-jp.net/flavor-motif/

Root66

root66

Root66とは本来、アメリカを東西に走る国道66号線を意味するものだったが、廃線後は企業の名前として、あるいは文学、音楽、テレビドラマなどでその名が生き続けています。

例えば2006年夏公開のディズニー/ピクサー映画、『カーズ』は国道66号線沿線の小さな町を舞台としている。この映画は当初『ルート66』というタイトルで公開される予定であったが、1960年代のテレビドラマと混同しやすいという理由から改名された。

また、ドラマ『プリズンブレイク』にもルート66は登場し、ドラマの個別タイトルにもなっている。

Pina Colada(ピニャ・コラーダ)

pinacolada

ピニャ・コラーダはカクテルの一種であり、ラムをベースに、パイナップルジュースとココナッツミルクを砕いた氷と一緒にシェイクして作るロングドリンクです。Piña Coladaは、スペイン語で「うらごししたパイナップル」の意味。

1970年代にマイアミやニューヨークで大流行したカクテルで、フローズンスタイルに仕上げることもあります。

リコリス

砂糖の数十倍の甘さがあるとされる、甘み成分のグリチルリチンを含んでいます。

グリチルリチンは砂糖の150倍の甘味を持つと言われており、はアニスやフェンネルなど多くのハーブにも含有されている成分のアネトールと似た風味を持つと言われています。

その特徴からグリチルリチンにアニスの風味を付けたキャンディーも数多く作られていて、人気があるみたいです。もしかしたらこれがダブルアップルの原型なのかもしれませんね。

またリコリスは、世界各地で古代から薬用として広く用いられてきました。日本へは奈良時代に伝えられたようで、正倉院にも保蔵されています。

明治維新とともに外国から砂糖が輸入されるようになるまで、甘草は栄養剤として珍重されるとともに、調理の際の甘味料としても重視されてきました。

独特の甘みが、キャンディや飲料などのほか、漬け物、佃煮などに用いられます。カレー粉の原料に使われることもあります。タバコの甘み付けにも用いられているようです。

サルミアッキという北欧のお菓子を聞いたことがあるかもしれませんが、これはリコリスから作られており、日本人の口にはどうも合わないらしく、日本では「世界一まずいお菓子」と呼ばれているそうです。