シーシャを吸っていると、まれに気分が悪くなってしまったり、頭痛がしたりすることがあります。
シーシャを吸って体調が悪くなるのは、決して1つの原因だけとは言えません。いくつかの原因が重なって引き起こされている可能性もあります。
今回はシーシャを吸って気分が悪くなってしまうその原因と、その対処法を紹介します。
①炭の加熱不足
炭の加熱不足は吸った時に気分が悪くなる可能性がかなり高くなります。
不完全燃焼による一酸化炭素の発生
炭は炭素が主成分であり、十分に加熱されていれば酸素と結びついて二酸化炭素を発生させて光と熱を出します。
一方で、十分に熱されていない状態では不完全燃焼によって一酸化炭素が多く発生するので危険です。
また質の悪い炭は使用すると一酸化炭素を多く放出するので、炭を選ぶ際はよく使われていて安心できる製品を選ぶことが大切です。
使用する炭によっても体への影響は変わります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
なお、当サイトCLOUDではココナッツを原料としたココナッツ炭を推しています。詳細はシーシャではココナッツ炭を使うべき理由3選でアツく語っていますので併せてご覧ください。
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②煙の成分
シーシャの煙は大部分がシロップが気化した水分で構成されていますが、その中には微量のニコチンや一酸化炭素などが含まれています。
シーシャ(水タバコ)も紙タバコと同じようにヤニクラを引き起こす
タバコと同じように、ニコチンは血管の収縮を促進する作用があるため、これが頭痛の原因とされています。いわゆる「ヤニクラ」という症状です。
またフレーバーのタイプの一種として存在しているダークリーフは、一般的なブロンドリーフに比べて約10倍のニコチンを含んでいるので、ダークリーフを吸う際は注意が必要です。より強力なヤニクラを誘発するおそれがあるためです。
一酸化炭素は、血中で酸素を運搬するヘモグロビンと非常に強く結合するので、酸素がヘモグロビンと結合できなくなり、身体の臓器に酸素が行きわたらなくなります。その結果頭痛など、体調に支障をきたすのです。
③換気不足
家シーシャをする場合も、お店でシーシャを吸う場合も、同じように炭を焚く必要があります。炭は着火する過程で一酸化炭素を多く放出します。
したがって、室内でシーシャを吸う場合は十分に換気をしなければこの一酸化炭素が室内に充満し、一酸化炭素中毒を引き起こす可能性があります。
逆にいえば、換気をして空気の入れ替えをおこなっていれば、その心配をゼロに近づけることが可能なのです。
シーシャ屋さんにいっても、基本的にドアや窓を開けっぱなしにしてしっかり換気をしているところも多いですしね。
室内で炭を焚く場合は十分に気をつけましょう。
ヤニクラの対処法は?
これまでシーシャで体調不良を引き起こす原因を説明してきましたが、どのようにしたら体調不良を回避することができるのでしょうか?
この章ではどうしたらやにくらを軽減・回避できるのか、対処法をお伝えします。
1つ目は、水分を補給しながらシーシャを吸うことです。水分補給を行うことで体調不良の発生を軽減させることができます。
2つ目は、軽い食べ物を食べることです。空腹時にシーシャを吸うと、気分が悪くなる可能性がぐっと高まります。
3つ目は、ノンニコチンのフレーバーを試してみることです。
特に、普段タバコやシーシャを吸わない方はニコチンへの耐性が小さく、少しのニコチンで気分が悪くなってしまうことがあります。
シーシャを吸いたいけどいつも体調が悪くなってしまうという方は一度試してみてはいかがでしょうか?