シーシャの存在をぼんやりと知っている方の中には、「シーシャって”キマる”んじゃないの?」と考えている方もいます。今回は、そんな疑問にお答えしつつ、今流行りのCBDシーシャについても触れてみます。
”キマる” とは?
そもそも、この”キマる”という表現はどういうニュアンスなのでしょうか。
”キマる”という言葉に明確な定義は存在しませんが、一般的にはハイな状態・酩酊状態を指すと言われています。特に、薬物を摂取した際に陥る状態を表す言葉として使われることが多く、トリップする、ラリるなどとも同様の意味を持つ言葉です。
今回の記事においては、キマる=ハイな状態・酩酊状態 と定義づけます。
シーシャは”キマる”のか?
それでは、シーシャを吸うとキマるのか。という点について考えてみます。
結論から話すと、シーシャを吸っても、キマることはまずありません!
理由としては、含有率・割合は異なれど紙タバコと含有成分は基本的に同じだからです。一般的にキマると言われるシチュエーションは違法薬物を使用した際が多いです。酩酊というニュアンスでは、アルコールの過剰摂取なども該当するかもしれませんが、ニコチン・タールに関してはキマるとは考えづらいです。
なぜシーシャ=キマると考えられている?
では、なぜ「シーシャはキマる?」と疑問を持つ方がいるのでしょうか。シーシャは中東発祥の文化と言われており、日本で多くの方が認知するようになったのはここ数年の話です。
よく知らない文化、大きく長い台に付属したホースから吸う行為、たくさん煙を吐くイメージ、薄暗い店内の雰囲気、などが相まって「シーシャ=危険な薬物?=キマる?」のようなイメージが一部定着してしまったと考えられます。「よく知らない」「危なそう」といったイメージで「キマる」と考える方が一定数いるのです。
もちろん実際は、そんなことはありません。むしろ、紙タバコよりも有害物質の含有率や喉へのイガイガが少なく、フルーツや紅茶などのフレーバーを選び、リラックスできる空間の中で楽しむ文化です。
CBDシーシャはキマる?
少し番外編ですが、”キマる”のイメージから連想されがちなCBDシーシャについても言及しておきます。CBDとはCannabidiol(カンナビジオール)の略称で、大麻草由来の成分の1つです。一般的に違法薬物として認識される大麻は大まかに区分した際にはTHCという成分のことを指し、CBDは日本国内で合法と認定されている成分になります。(2023年9月現在)
こちらも結論を申し上げると、CBDを含んだシーシャを吸ってもキマることはありません!
こちらは理由が非常に明確で、CBDには向精神性がないからです。つまりTHCとは異なり、CBDを摂取してハイになることはありません。
シーシャで”キマる”ことはない(まとめ)
いかがでしたでしょうか。
シーシャを吸ってキマる、ハイになるといったことは起こり得ません。また、CBDを含んだシーシャも同様ですので、”キマる”といった表現はシーシャ全般において適切ではありません。
正しく嗜好品としてのシーシャに対する理解が深まれば幸いです。