みなさん、Matt Pear というシーシャパイプのブランドをご存知だろうか。
実はこのMatt Pear、すでに生産が終了しているブランドだ。

非常にシンプルで、余計な主張のない美しいデザイン。機能美という言葉が一番しっくりくるプロダクトだった。
生産が止まった理由

2024年4月、工場が火災に見舞われ、生産を継続できない状況になったとのこと。
理由が理由なだけに、残念という言葉しか出てこない。
プロダクトとしての完成度はかなり高かった。
磁石を用いたスムーズな接続構造は扱いやすく、質感も良好。
ディフューザー装着時の吸い感も評価が高く、「わかる人にはわかる」タイプのシーシャパイプだった印象がある。

シーシャアイテムのブランドが乱立する中で、爆発的に脚光を浴びる存在ではなかった。
それでも、プロダクトとしての美しさは確かで、だからこそ静かに消えてしまったのが惜しまれる。
吸収合併が続くシーシャ業界という現実
近年のシーシャ業界を見ていると、ブランドの売買や吸収合併が続いている。
Matt Pearも、どこかの企業に吸収され、名前を変えてでも再スタートするのではないか。そんな期待もあったが、現時点では続報は出ていない。
直近で注目された動きとしては、AEON 社が Steamulation 社に吸収された件が記憶に新しい。
表に出ているのは氷山の一角で、水面下では他にも多くの案件が動いているようだ。
母体であるAeon GmbHの破産で存続が危ぶまれていたAEONとVYROが、ついにドイツの革新的メーカー Steamulation の傘下に入ることが正式に発表されました。 これにより、両ブランドは単に存続するだけ[…]
将来的な規制リスクや市場変化を考えると、シーシャ業界は決して安定した世界ではない。
この流れ自体は、ある意味「通常運転」なのかもしれない。
良くも悪くも、オーナーが入れ替わり、思想が変わり、ブランドの性格も変わっていく。
その中で、消えていくものもあれば、形を変えて生き残るものもある。
それでも、Matt Pearを探してしまう理由

Matt Pearについては、世界各地に少量の在庫が点在しているという話もある。
簡単には手に入らないが、だからこそ探してしまう。
派手さはない。
トレンドを煽るわけでもない。
ただ、静かに「いい道具」を作っていたブランド。
シーシャという文化の中で、こういう存在があったことは、ちゃんと覚えておきたい。
