みなさんはシーシャのフレーバーを焦がした経験ありますでしょうか。
私がシーシャを作りたての頃はしょっちゅうフレーバーを焦がしていました。色んな意味で苦い思い出です。
シーシャのフレーバーが焦げてしまうと、吸える時間が短くなるだけでなく、折角こだわりの味を出そうと作ったフレーバーの味が全く違うものになってしまいます。
そこで今回はフレーバーを焦がすことなく、美味しくシーシャを吸うために気をつけるべきことについてご紹介させて頂きます。
フレーバーの盛り方を見直す
そもそもシーシャが辛くなる根本的な原因は、フレーバーの詰め方にあります。適切な詰め方を覚えることは、シーシャを吸うための最も重要なステップです。
よくある間違いは、フレーバーを詰めすぎてしまうことです。特にシリコンボウルはアルミホイルを張らないことが多いので、フレーバーを詰めすぎると熱との位置が近くなってしまい、フレーバーが焦げてしまいます。
またシリコンボウルでは炭を替える際にフレーバーをかき混ぜますよね。その際は指でフレーバーを軽く均してあげて、フレーバーと熱の位置を遠ざけましょう。
また陶器のボウルでアルミホイルを貼る場合もボウルの上部からはみ出る程フレーバーを詰めると焦げる可能性は高くなります。
基本的に使うフレーバーの量と、吸える時間の長さは比例します。しかし、フレーバーをたくさん詰めたからといって、味が美味しくなるかと言えばそうはなりません。そのため程々の量を詰めることが大事です。
炭を見直す
シーシャでよく使われるのはココナッツの炭です。
そしてココナッツの炭には基本的にフラットタイプとキューブタイプがあります。
(左がフラットタイプの炭、右がキューブタイプの炭)
個人的にはフラットの炭を使用することをおススメします。キューブの炭は高火力を長時間維持しやすいです。一方で炭を焼くのに時間がかかったり、火力が強すぎてすぐ焦げた味になってしまったり、ということが挙げられます。
その点、フラットの炭は30分に一回くらいの間隔で炭を変える必要があるものの、温度の細かい微調整ができます。また炭の着火時間もキューブタイプの2/3ほどですみます。
また多くのシーシャ屋ではフラットの炭を使っていることが多いので、質問もしやすいです。
そのため特に事情がない場合はフラットの炭を使うのが無難です。
炭の数を見直す
炭の数、これも美味しくシーシャを吸うために大事なポイントです。しかし、炭をいくつ使ったらいいかというのはフレーバーの種類やメーカー、使うボウルやHMS(ヒートマネジメントシステム)によって変わるため、一概に何個使えばいいと言えるものではありません。
今回は「蒸らし段階」、「吸う段階」、「炭替え段階」に分けて、基本的な炭の数についてご紹介します。
まず蒸らし段階です。
蒸らしではフラットの炭を3個使い、フレーバーとボウルに満遍なく熱を伝えます。
ここで炭の位置を真ん中に寄せると、過度に炭の温度が上がってしまうので、出来るだけ外側に炭を配置しましょう。
吸う段階では、炭を3個から2個に減らします。シーシャは煙を吸うことで、炭に酸素が供給され、温度が上がります。そのため、炭が3個乗っている状態で吸い続けると過剰に熱が上がり、フレーバーが焦げてしまいます。そのため、蒸らし終わったら炭を1つ減らすのがベターです。
炭を替える際は、焼けたばかりの炭1つと小さくなっている炭を1つ交換するので大丈夫だと思います。このとき気をつけることは、炭の位置を少しずつ変えることで、フレーバーに満遍なく熱を伝えることです。これは同じ場所に炭を乗せていると、炭の真下が焦げやすくなるためです。
まとめ
結論から言うと、焦がすことなくシーシャを吸うためには練習が必要です。また、いくら調整しても焦げた味を感じるという状況に陥ることもあります。
しかし、この記事を参考にすることで、焦げたシーシャになる可能性がグンと下がるはずです。
ぜひ実践してみてください。