シーシャの穴の開け方と煙に与える影響

シーシャの穴の開け方と煙に与える影響

  • 8月 2, 2021
  • 10月 26, 2022
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シーシャを作る時に、陶器のトップを使うと多くの場合でアルミホイルを被せます。しかしこれを被せただけでは空気が入ってこないため、空気の通り道を作るため穴を開ける必要があります。

では、どこにどのぐらいの大きさ、量の穴を開ければ良いのでしょうか?ここでまたシーシャの奥深さが現れます。シーシャを始めたばかりの頃は、ここでつまづくことも大いにあると思います。

そこで、今回こちらの記事ではシーシャのアルミホイルに開ける穴の数、開ける場所、穴の大きさがそれぞれどのように煙に与える影響を与えることになるのか、説明していきます。ぜひご覧ください。

穴を開ける目的

穴を開ける目的に関しては、ちらっと冒頭でもお話ししたのですが、空気の通り道を作るためです。

シーシャは、ホースから空気を吸うことによって、(HMS)→トップ→ステム→ボトル→ホースというように空気が循環します。この循環がどこかで止まってしまうと吸うことができなくなってしまうのです。

トップにアルミホイルを被せただけの状態がこの状態に当たります。そしてこの状態を解決するために、アルミホイルに穴を開けるのです。そのアルミホイルに開ける穴の詳細を下で紹介していきます。

穴の数による煙への影響

一般的な穴の数としては、もちろん穴の大きさにもよりますが100〜120個ほどでしょうか。この穴の数が多くなる、もしくは少なくなれば、煙はどのように変化するのでしょうか?

まず、穴の数を多くした場合ですが、この時アルミホイルを通過することができる空気の量が多くなるため、吸い上げる力が少なく済み、吸いが軽くなるようになります。

一方、穴の数を少なくすると、アルミホイルを通過することができる空気の量が少なくなるため、穴を多くした場合とは反対に吸い上げるのに力が必要になり、吸いが重くなります。また、穴が少なすぎると、フレーバーは十分に熱されているにもかかわらず煙が出ない状況になる音もあり、この時熱が不足していると勘違いして炭を追加すると焦げてしまうという失敗を招くこともあるので注意してください。

穴の大きさが与える煙への影響

穴の大きさを左右するのは、「何で穴を開けるか」です。よく聞くものには爪楊枝、トングについている先端の尖った棒、画鋲、ポーカー(穴を開ける専用の器具)などがあります。

これらで開けた穴が大きいと、穴の数が多い時と同じようにアルミホイルを通過する空気量が多くなり、吸いが軽くなります。また大きい穴は、トングで炭を掴む時などがきっかけで細かく欠けた炭が通ってしまうことがあり、これによって中のフレーバーの一部が焦げてしまうことにもなるので注意が必要です。

一方開ける穴が小さいと、穴の数が少ない時と同様にアルミホイルを通過する空気量が少なくなるため、吸いが重くなり、強く吸う必要があります。

穴を開ける場所による煙への影響

どこに穴を開けるか、またどこに穴を開けないかという穴を開ける場所も煙の強さ、ボリュームや吸いの重さなどに影響を与えると考えられています。今回は例として2つほど紹介します。

トップ中心部に穴を開けないケース

トップ中心部はファンネルボウルの場合真下にステムに通じる穴があります。したがってこの部分に穴を開けることによって、外部から入ってきた空気がそのままステムに入る可能性が考えられます。

つまり、トップの中心部に穴を開けないことによって、トップの外側にあるフレーバーが熱された煙をファンネルボウルの中心に送り込むことができ、より濃密な煙を作り出すことができるという考え方です。

この考え方に基づいてアルミホイルに穴を開ける場合、中心を避けてそうと側に穴を開けるという穴の開け方を行うことになります。

トップの端に穴を開けないケース

先程の穴の開け方とは反対に、トップの外側に穴を開けないというやり方もあります。

外側に穴を開けず、中心よりに穴を集中させることによって、ファンネルボウルの中心付近に入ってきた空気が円を描くように内側から外側に向かって熱を流す気流が発生させることができ、その結果トップに詰められたフレーバーを全体的に、かつバランスよく熱することが可能になると考えられます。

この考え方に基づくと、トップの外側には穴を開けず、中心付近に穴を開けるという穴の開け方を行うことになります。この開け方でアルミホイルに穴を開ける場合は、下の画像のようなホイルポーカーを使用することで簡単に穴を開けることができるので試してみることをお勧めします。

いかがだったでしょうか?今回はシーシャのトップに被せるアルミホイルに開ける穴に焦点を当てて自分なりの考え方を説明していきました。ここで紹介した考え方、穴の開け方など一例であり、シーシャの作り手によって多種多様な考え方があります。その背景には多くの努力と研究が隠れています。それも含めてシーシャの醍醐味ですね。

まだシーシャを作り始めてまもない方は、ぜひこの記事を参考にして自分流の作り方を生み出していってください!シーシャ屋さんに足を運んで聞いてみても新しい発見があるかもしれません!