シーシャカフェ、バーを開業する際にシーシャ関連で揃えるものは沢山あります。それぞれのアイテムは使い方や、便利具合も違いますが、それにも理由があることがほとんどです。
今回の記事では、特にシーシャカフェ、バーの開業を検討している場合に、どういった特徴を持つシーシャパイプを選択するべきなのか、シーシャパイプをいくつかの視点に分けてご説明します。
シーシャパイプの注目すべき観点
シーシャパイプ(シーシャ本体とも呼ばれることがある)をいくつかの視点に分けて見ていくのですが、これから注目すべき観点をそれぞれご説明します。
シーシャのサイズ
シーシャのサイズはパイプを選ぶ際に最も重要になります。シーシャパイプのサイズは、高さの全長が15cmのものもあれば、80cmに及ぶものもあります。
お店のオペレーションから逆算して、どこにシーシャを置いてお客様に提供するのかという、考え方が必要になるでしょう。
シーシャの素材
シーシャの素材は、実は日本ではそこまで知られていませんがいくつか種類があります。
例えば、ステンレス、真鍮、木、ガラスなどです。
もちろんですが、シーシャの煙はシーシャのパイプ内(空洞内)を通りますので、シーシャの素材でシーシャの味も変わってくるケースがあります。
また、手入れの必要具合も大きく変わってくるので慎重になる必要があります。
シーシャのデザイン
シーシャのデザインは、これからオーナーになるあなたの好みかもしれません。
ですが、好みだけでなく、内装、お店のコンセプト、どんなお客様に来てほしいのか、そういった観点からもしっかりと考える必要があります。
ディフューザーの有無
ディフューザーというのは、シーシャのステムのうちダウンステム(下写真を参照)と呼ばれる部分の先に装着するものです。
普段何気なく吸っているシーシャでも、実はディフューザーがあるのと、無いのでは、吸い感に非常に大きな違いが出てきます。
それでは、これからシーシャを提供する場所を作っていくのであれば、以上の4つの観点をどのようにそれぞれ考えればいいのか説明していきます。
シーシャパイプのサイズは置く場所から逆算して検討する
一つ目の考え方は、シーシャのサイズに関してです。
シーシャパイプは、「シーシャの設置場所」によって変えるのが良いでしょう。
シーシャのサイズは、”シーシャの倒れやすさ”にもろに影響します。シーシャパイプの高さが高ければ、高いほど(大きければ大きいほど)基本的にはシーシャのバランスも悪くなりやすいです。
シーシャの置く場所を例にあげながら、どのようなパイプを使うべきかこちらで具体的にご紹介させていただきます。
■ ミニサイズシーシャ向きの場所(ボウル使用時の高さ、~ 約30cm)
主には、カウンターや少し高めのテーブルに設置する場合に向いているのがこちらのスモールサイズのシーシャパイプになります。
お客様が座った際の顔の高さと、シーシャのトップの部分の高さがお客様の目の高さを比較したときに、お客様の顔の高さよりも低い位置になるようにパイプを選びましょう。
というのも、万が一シーシャパイプの高さが、お客様の顔の位置よりも高い場合、顔に炭など非常に高温なものが当たってしまうケースが想定されるからです。
この観点は非常に重要になるので意識するのが良いでしょう。
■ ミディアムサイズシーシャ向きの場所(ボウル使用時の高さ、約30cm~ 約50cm)
ミディアムサイズのシーシャパイプは、幅広いシチュエーションで使えます。
主には、テーブルに乗せるようなケースで使用できます。それに加えて、カウンターでも先ほどご説明していた条件が満たされるのであれば、使用するのは問題ないでしょう。
“お客様が座った際の顔の高さと、シーシャのトップの部分の高さがお客様の目の高さを比較したときに、お客様の顔の高さよりも低い位置になるようにパイプを選びましょう。”
また、ミディアムサイズのパイプであれば、床においても存在感も持たせることが十分可能ですので、さまざまな選択肢があります。
■ ラージサイズのシーシャ向きの場所(ボウル使用時の高さ、約50cm~)
ラージサイズのシーシャパイプは、床に置くケースがほとんどでしょう。
やはりサイズもある程度大きいので、倒れた時の危険性も高まります。倒れないように処置を施すのはマストですが、シーシャの存在感、写真の撮りがいもありますので、シチュエーションが合えば、非常におすすめなサイズのシーシャになります。
シーシャの素材は初めはステンレス製がベター
シーシャパイプの素材には、主に「ステンレス(他金属類)」「真鍮(しんちゅう)」「木材」の3種類があります。
結論から言うと、初めに店舗に導入するパイプの素材としては、ステンレスなど、一般的な錆びない金属で製作されているものがベターです。
というのも、「真鍮」「木材(木製)」のパイプにはそれぞれ特殊な特徴があり、それが逆に欠点になったりすることもあるからです。
ステンレス製は錆びないため劣化しにくい
ステンレスなどの錆びない金属であれば、基本的に使用した後に水洗いをすることで非常に長く使用することができます。
金属としても強い(硬い)ので、破損したり、歪んだりしにくいのが特徴です。シーシャパイプに香りを染み込ませることで、シーシャの香りの楽しみを増強する方法もありますが、その考えがないのであれば、基本的にステンレスのパイプを選ぶのが良いでしょう。
育てる(匂いをつける)のには真鍮、木製が良い
育ているシーシャパイプと呼ばれるのが、「真鍮」「木製」のパイプになります。
真鍮や、木製のパイプは一般的に香りを染み込ませることができると言われています。香りを染み込ませることができると一つのフレーバーで繰り返し使用することで、味に深みや香りを増強することができるのです。
しかし、欠点もあります。それは以下の二つのポイントです。
- 劣化しやすい
- 水に比較的弱い
上記の2点のポイントは、少しに程はいるのですが、少し観点として異なるのでご説明させていただきます。
「真鍮」「木材」と言うのは、水に弱いです。例えば、真鍮であれば、錆びてしまうケースがあります。ですので、水洗いした後も、きちんと水分を乾かしてあげる必要があります。
また、木製のパイプは、基本的に水が残ってしまうような手入れの仕方に向いていません。
もちろんですが、木材は水分を吸収してしまいますし、水分を吸収すると形状も変化してしまうことがあります。
そのため、手入れの手間が大きい、癖がある機材です。ですので、特に考えないのであれば、ステンレス製など錆びない、強い素材のものを選ぶのがベターです。
シーシャのデザインは内装などと照らし合わせながら決める
また、シーシャのデザインも非常に重要になってきます。
一概に、「このデザインがいい」と言うのがないのが難しいところです。
シンプルで洗練されたデザインでも、内装に合わせて見ると寂しすぎる雰囲気になってしまう、デザインも美しいものにしても、内装の中だと目立ち過ぎてしまうなど、非常に難しいです。
ですので、さまざまなパターンのパイプ数種類買ってみて、内装の雰囲気に合わせて見るのがいいかもしれません。
ディフューザーの有無は想定するお客様に合わせる
シーシャのディフューザーでシーシャの吸い心地は非常に大きく変わってきます。
つまり、ディフューザーにあったお客様、ディフューザーが合わないお客様と意見が分かれてくると言うことです。
最もいいのは、2パターンを準備しておくと言うことです。それか、ディフューザーの取り外しが可能なシーシャパイプを選択すると言うことです。
例えば、CLOUD SHOPでも販売しているWANDY HOOKAH CHAOSシリーズは、ディフューザーの取り外しが可能になっています。
まとめ
以上のように、お店に置くシーシャの選択においては非常に多くの観点から考える必要があります。
まとめると、以下のようなポイントでした。
■ 素材
■ サイズ
■ デザイン
■ ディフューザー
そこまで記事では細かくご説明することが難しくなりますので、またさらに詳しいご質問などございましたら、お気軽にご連絡お待ちしております。
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