アマボーストと陶器ファンネルでの美味しいシーシャの作り方

本日はアマボーストと陶器のファンネルで作るシーシャについてご紹介します。

今回は陶器のファンネルボウルの中でも、安価で入手しやすいおべ工房さんのマーズボウルを使います。

後ほど詳しく説明しますが、アマボーストと陶器のボウルは非常に相性が良くなっており、初心者の方でも作りやすいものになっておりますのでおすすめです。

マーズボウルの特徴

マーズボウルはしっかりと深さが取られているためフレーバーは12グラム程入ります。

アマボーストと陶器ファンネルでの美味しいシーシャの作り方

特徴は大きく分けて3つあります。

①ファンネルタイプである

マーズボウルはファンネルタイプのため空気の通り道がしっかりと確保されています。

そのため吸い心地がストレートボウルに比べて軽いのが特徴です。

また下にシロップが垂れないため、シロップが多いフレーバー(例えばアメリカのFumari)を使うのに向いています。

②保温性が高い

マーズボウルは熱がしっかりとボウルに伝わるため、濃い味を楽しめます。また保温性が高いため炭替えの頻度も少なくて済みます。

③価格が安価である

hookahjohn社の80feetボウルは4000円-5000円するのですが、マーズボウルは2300円ほどですので買いやすいです。

アマボーストの特徴

アマボーストはHMS(ヒートマネジメントシステム)の一種で、シーシャ好きの人やシーシャ屋のスタッフは”アマボ”と呼んでいます。

アマボーストと陶器ファンネルでの美味しいシーシャの作り方

ちなみにアマボーストは元々、Apple On TopというメーカーがApple On Top用に開発したプロボーストというHMSが基になっています。

アマボーストと陶器ファンネルでの美味しいシーシャの作り方
(Apple On Topはこんな感じです。)

アマボーストの主な特徴は、土台が薄い金属で出来ているということです。

土台が薄いため、ロータスに比べて熱がフレーバーやボウルに伝わりやすく、立ち上がりまでのスピードがかなり早いです。また炭を直置きしたときのような濃くて深みのある煙と味を楽しめます。

一方で、アマボーストの蓋を被せると土台の薄さとも相まって、かなり温度が高くなってしまいます。そのため筆者が蓋を使うタイミングは立ち上げの時 or 炭が小さくなってきて火力を上げたいけど新しく炭を焼くほどでもない時くらいです。

セッティングのススメ

①炭を焼く

炭に火がつくのに一番時間がかかるので、まず炭を焼いていきます。

今回は炭を3つ使います。

アマボーストと陶器ファンネルでの美味しいシーシャの作り方

②ボトルに水を入れる

ボトルに入れる水はステム(空気の煙の通り道)と呼ばれる部分の先端が水につかるくらいで大丈夫です。

アマボーストと陶器ファンネルでの美味しいシーシャの作り方
(青い線が水面です。)

③フレーバーを詰める

次にフレーバーを詰めていきます。

今回は華やかにTrifectaのNawarとアルファーヘル のローズとDebajのカルダモンミルクを使っていきます。

マーズボウルは本来であれば12グラムは入るのですが、今回はたくさんフレーバーを詰めると、熱との距離が近くなるため焦げの原因になってしまいます。そのため今回は8グラムくらいで大丈夫です。

フレーバーをカットしたら以下の写真のように、ボウルの上部より高さが低くなるように盛ります。

アマボーストと陶器ファンネルでの美味しいシーシャの作り方

④アルミホイルを巻く

フレーバーを盛ったら、アルミホイルを適当な長さに切って二つ折りにします。

次にアルミホイルの端を切って、”こより”を作り、ボウルの穴の上に置きます。

アマボーストと陶器ファンネルでの美味しいシーシャの作り方

(これがないと、アルミホイルが穴を塞いでしまい吸い心地がかなり重くなってしまいます。)

次にアルミホイルをボウルに巻いていくのですが、できるだけたるみがないようにピンと張るようにしましょう。

アマボーストと陶器ファンネルでの美味しいシーシャの作り方

⑤アルミホイルに穴を開ける

アマボーストと陶器ファンネルでの美味しいシーシャの作り方

アルミホイルを巻いたら千枚通しや爪楊枝のような先端が尖ったものを使って穴を開けていきます。穴は外側に二周と内側に一周開けていきます。

(穴の開け方でも味や煙感が変化するので、色々試してください)

⑤蒸らす

次に蒸らしの作業に入ります。

炭3つを三角形の頂点の位置に配置します。

アマボーストと陶器ファンネルでの美味しいシーシャの作り方

次に蓋を被せます。

アマボーストと陶器ファンネルでの美味しいシーシャの作り方

蓋を完全に閉じてしまうと空気が入らず、炭が消えてしまうので開けておきます。

この状態で3-4分ほど蒸らします。

※補足

アマボーストの持ち手を下に曲げている理由は炭替えの際にトングで掴みやすくするためです。

アマボーストと陶器ファンネルでの美味しいシーシャの作り方

持ち手と炭の位置が近いとかなり持ち手が熱くなってしまいます。

トングでしっかり持ち手をホールドするために、持ち手を下向きに曲げています。

(もちろん曲げなくても全く問題ありません)

⑥吸い上げ

3-4分ほど蒸らしたら吸い上げをしていきます。

アマボーストは熱の伝わり方がかなり早いことに加え、マーズボウルも熱伝導性に優れているため3回ほど軽く吸った時点でしっかり煙が出てきます。蓋を閉じた状態で吸うとかなり濃い煙が出て、くらっとする場合もあるので換気と水分補給を忘れないようにしましょう。

またシーシャにあまり慣れてない方や、くらいやすい方は蓋を開けた状態で吸い上げを行ってください。

⑦吸う

蒸らし終わったら、完成です。

蓋を閉じた状態で吸っているとかなり温度が上がるので、基本的には開けた状態で大丈夫です。

また、蒸らし終わったら炭の置き方を変えることがポイントです。

具体的にはアマボーストの壁に炭を立てかける形で置いてあげることで、温度が上がりすぎるのをふせげます。

アマボーストと陶器ファンネルでの美味しいシーシャの作り方

(こんな感じです。)

炭替えの際にもできるだけ、大きい炭は壁に立てかけてあげる方がいいと思います。

炭の置く場所も定期的に少しずつ変えてあげると満遍なくフレーバーに熱が伝わるので、それも忘れないようにしましょう。

まとめ

マーズボウルとアマボーストの組み合わせでかなり濃い煙を45分ほど楽しむことができました。

シリコンファンネル×ロータスの組み合わせや陶器のファンネルボウル×ターキッシュリッドの組み合わせに比べると吸える時間が短いですが、その分満足感のあるしっかりとした煙を楽しむことができると思います。

あまりお店でも見ないセッティングだと思うので、この記事を参考にして是非お家で美味しいシーシャを作ってみてください。

それでは素敵なシーシャライフを〜!