本日はアマボーストとターキッシュボウルで作るシーシャについてご紹介します。
多くのシーシャ屋さんでアマボーストとターキッシュボウルは使われており、とてもポピュラーなセッティングなのでシーシャ好きの方は必見の記事となっております。
ターキッシュボウルの特徴
大きな特徴としては3つあります。
①ハンドメイドで作られていること。
ハンドメイドのため穴の位置や大きさ、ボウル自体の径や深さに若干の個体差があります。実際に筆者が使っているエジプシャンボウルを並べてみました。機械化が進んだ現代において、このボウルは一つ一つが違う顔を見せてくれるためとても愛着が湧きます。
②素焼きであること。
他のボウルには大抵コーティングが施されており、商品を購入した時点で美味しいシーシャが吸えます。 しかしターキッシュボウルには内側に何も塗られていません。そのためボウルにフレーバーのシロップが染み込むまでは、シーシャを吸った際に粘土のような土臭さを感じます。 ですが逆に言えば、自分のお気に入りのフレーバーをターキッシュボウルで何度も吸うことで徐々にフレーバーの香りがボウルに染み込んでいきます。 筆者はパンラズナやダブルアップルのようによく吸うフレーバーは、エジプシャンボウルで吸って専用のボウルを育ています。
育てる楽しみがあること。これはターキッシュボウルでしか味わえないといっても過言ではありません。
③ボウルの真下に複数の空気穴があること
これもエジプシャンボウルの大きな特徴の一つで、真下に穴があることからストレートボウルとも呼ばれたりします。ファンネル型のボウルと違い、穴が下付きなので吸い心地は重ためです。
フレーバーが穴を塞いでしまい吸い心地がより重くなってしまうこともあるので、シーシャを吸い慣れてる人向けだと言えるでしょう。
また、穴からシロップが落ちてしまうのでシロップが多いアメリカ系のフレーバーを使う際にはあまり向いてないとも言われています。(もしシロップが多いフレーバーを使われる際はキッチンペーパーで軽く拭ってあげるといいです)
長くなりましたがここまでエジプシャンボウルの特徴の紹介をさせていただきました。
アマボーストの特徴
アマボーストはHMS(ヒートマネジメントシステム)の一種で、シーシャ好きの人やシーシャ屋のスタッフは”アマボ”と呼んでいます。
ちなみにアマボーストは元々、Apple On TopというメーカーがApple On Top用に開発したプロボーストというHMSが基になっています。
アマボーストの主な特徴は、土台が薄い金属で出来ているということです。
土台が薄いため、ロータスに比べて熱がフレーバーやボウルに伝わりやすく、立ち上がりまでのスピードがかなり早いです。また炭を直置きしたときのような濃くて深みのある煙と味を楽しめます。
一方で、アマボーストの蓋を被せると土台の薄さとも相まって、かなり温度が高くなってしまいます。そのため筆者が蓋を使うタイミングは立ち上げの時 or 炭が小さくなってきて火力を上げたいけど新しく炭を焼くほどでもない時、くらいです。
セッティングのススメ
①炭を焼く
炭に火がつくのに一番時間がかかるので、まず炭を焼いていきます。
今回は炭を3つ使います。
②ボトルに水を入れる
ボトルに入れる水はステム(空気の煙の通り道)と呼ばれる部分の先端が水につかるくらいで大丈夫です。
③フレーバーを詰める
次にフレーバーを詰めていきます。今回は筆者が育てているパンラズナ用のターキッシュボウルを使いたいと思いますので、アルワハのパンラズナとアルファーヘルのブルーベリーとTrifectaのTwice the iceをチョイスしました。
割合はパンラズナ3:ブルーベリー6:Twice the ice1の合計10グラムで、ボウルに詰めていきます。
詰めたら、空気の通り道を確保するためにドーナツ状にフレーバーを整えます。
④アルミホイルを巻く
次にアルミホイルを巻きます。アルミホイルは一般的な市販のもので大丈夫です。
たるまないようにピンとボウルにアルミホイルを巻いたら、穴を開けます。
⑤蒸らす
次に蒸らしの作業に入ります。
炭3つを三角形の頂点の位置に配置します。
次に蓋を被せます。
蓋を完全に閉じてしまうと空気が入らず、炭が消えてしまうので少し開けておきます。
この状態で5分ほど蒸らします。
※捕捉
アマボーストの持ち手を下に曲げている理由は炭替えの際にトングで掴みやすくするためです。
持ち手と炭の位置が近いとかなり持ち手が熱くなってしまいます。
トングでしっかり持ち手をホールドするために、持ち手を下向きに曲げています。
(もちろん曲げなくても全く問題ありません)
⑥吸い上げ
5分ほど蒸らしたら吸い上げをしていきます。
アマボーストは熱の伝わり方がかなり早いので、3回ほど軽く吸った時点でしっかり煙が出てきます。蓋を閉じた状態で吸うとかなり濃い煙が出て、くらっとする場合もあるので換気と水分補給を忘れないようにしましょう。
またシーシャにあまり慣れてない方や、くらいやすい方は蓋を開けた状態で吸い上げを行ってください。
数回吸って、もう少し火力を上げたい場合はさらに数分蒸らします。
⑦吸う
蒸らし終わったら、完成です。
蓋を閉じた状態で吸っているとかなり温度が上がるので、基本的には開けた状態で大丈夫です。
また、蒸らし終わったら炭の置き方を変えることがポイントです。
具体的にはアマボーストの壁に炭を立てかける形で置いてあげることで、温度が上がりすぎるのをふせげます。
炭替えの際にもできるだけ、大きい炭は壁に立てかけてあげる方がいいと思います。
炭の置く場所も定期的に少しずつ変えてあげると満遍なくフレーバーに熱が伝わるので、それも忘れないようにしましょう。
まとめ
アマボーストは炭を直置きしたときに近い煙や味を楽しめるので、個人的に一番好きなHMSです。
慣れるまでは作りずらいかもしれないので、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
それでは素敵なシーシャライフを〜!