HMS ヒートマネジメントの種類と使い方

ヒートマネジメントシステム(HMS)の種類・使い方

シーシャを楽しむ上で欠かせないのがこのヒートマネジメントシステム。

ヒートマネジメントとは、その名の通り熱を管理するための器具であり、これを使うだけで簡単に安定した煙を実現することができます。

このヒートマネジメントにはいくつか種類がありますが、今回は主要な3つを紹介していきます。

具体的には、現在よくみられるロータス、ターキッシュ、アマボースト、Steamulationの4種類を取り上げます。

HMS(ヒートマネジメントシステム)とは?

HMSは2013年ごろに登場し、いまではなくてはならないシーシャアクセサリーの1つになりました。

登場してからというもの、各社が鎬を削って進化させ、たくさんのユニークなHMSが生み出されてきました。

HMSとはまさにその名の通り、トップの上に乗せて炭からフレーバーに伝達する熱を管理するためのアクセサリーです。

ヒートマネジメントは熱管理を簡単にする

これがあることによって、トップにアルミを被せ、その上に炭を直置きしていた従来の方法に比べて細かな熱の制御が可能になりました。

適切な空気の通り道を確保し、また空気弁でその吸気量を簡単に調節することで、炭の熱管理をより繊細かつ簡単に行うことができます。

HMSの種類①-ロータス

ロータス

基本的に万能で使いやすい

ロータスは基本的にどのボウルに対しても使用可能な万能ヒートマネジメントシステムです。ボウルの上に載せるだけで使用できます。

このロータスの場合、空気は下の細長い空洞→ロータス内部→熱された空気が上の隙間から抜けていくという動きを繰り返しています。したがって、持ち手を回して上の空洞を閉じると熱がこもってフレーバーに伝わる熱量が増え、逆に空洞を開くと温度が下がります。

底面の凹凸や下部の隙間など、ユーザーへの配慮も

そのほかにも、ロータスには炭をうまく管理するための様々な工夫があり、ロータスの底には円状の凹凸があります。これは、炭と底面が密着し空気の通り道がなくなることで発生する炭の燃焼停止を防ぐ効果があります。

また、側面下部の隙間にトングを入れて動かせることや、火力の微調整を取っ手のついた蓋で行うことができるのが便利なポイントです。

注意点としては、フレーバーを盛すぎるとロータスの下部に接触し、フレーバーが焦げついてしまうことがある点です。

ロータスについては『ロータスの特徴と使い方・レビューを詳しく解説!』をご覧ください!

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ロータスの特徴・使い方

HMSの種類②-ターキッシュリッド

ターキッシュリッド

ターキッシュは80feetなど径の小さいボウルであれば使用できます。

見た目は無骨だが、安全性・安定性が高い

ボウルにアルミを被せ、その上から覆うように乗せて使います。筒状になっており、これが風防のような役割を果たします。

また、フレーバーと炭の距離を一定に保つことができるので、比較的安定した煙を出すことが可能です。

さらに、側面に取手がついているので扱いやすく、またトップに覆い被せるので炭が落ちる危険性が低いといったメリットがあります。

ターキッシュリッドの使い方やメリットをかなり詳細に紹介した記事の『シーシャの”ターキッシュリッド(ヒートマネジメント)”の特徴,使い方』もぜひご覧ください。

HMSの種類③-アマボースト

アマボーストはどのボウルでも基本的に使用できます。ボウルにアルミを被せ、その上に乗せて使用するのが一般的です。

見た目がロータスと似ているが扱いやすさは異なる

アマボーストの形状はロータスと非常に似ているのですが、最も大きな違いは底面の薄さです。底面が薄いので、炭を直置きしたような状態に近く、熱が伝わりやすいのが特徴です。

その特徴から、初心者には少し扱いづらいかもしれません。

アマボーストの蓋は密閉度が高いためか温度が非常に上がりやすく、蓋を使わないことさえあります。ある程度シーシャ作りに慣れてきてから試すのをおすすめします。

アマボーストの特徴、使い方を詳しく書いた記事はこちら

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アマボースト

こちらの海外記事でアマボースト含め様々なヒートマネジメントの紹介がされているので是非みてみてください。

HMSの種類④-Steamulation HM

多くのタイプのボウルに対応

Steamulationのヒートマネジメントは、上の写真のように3段階の窪みが底面に施されており、このおかげでさまざまな大きさのボウルに対応しています。

最大サイズでは直径約7.0cm、ミドルサイズでは約6.7cm、最小サイズでは約6.2cmとなっています。この仕組みはロータスやターキッシュリッドにはなく、またアマボーストよりも安定感が増すため家シーシャにもお勧めです。

炭替えがほぼ不要になる

このタイプのHMSの1番の特徴は、火力の調節方法です。従来のHMSでは基本的に火力を上げたい場合は炭を焚いて追加したり、蓋を使用したり、反対に火力を下げる際は炭を減らしたり蓋を外したりと手間がかかっていました。

このSteamulationHMは炭を設置しているHMSの底面の高さを自由に調節することができ、そのため炭の量を変えずに火力を調節することが可能になりました。そのため、炭を多めに入れて、高さを調節するだけで火力を調節することができるため炭替えを頻繁に行う必要がなくなりました。

また、炭替えの頻度が少なくなることで、家で映画をみながらゆったりとシーシャを楽しむときなどに向いており、炭を落とす可能性も低くなるため家シーシャにとてもお勧めです。

詳しくは『炭替えがいらない?画期的なヒートマネジメント”Steamlation”がCLOUDで販売開始』でご紹介しております!

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steamlationを取り扱い開始

まとめ

アルミの有無難易度適合するボウル
ロータス☆☆oblako, シリコンボウル等
ターキッシュリッド主に80feet
アマボースト☆☆☆基本的にどんなボウルにも合う
Steamulation80feet, ソラリス等