シーシャを吸う時に必ず選ぶ、フレーバー。シーシャのフレーバーは日本で購入できるものだけで数百種類あり、シーシャ屋さんでも50〜150種類程度のフレーバーが用意されている場合が多いです。
今回は、そんなシーシャフレーバーに着目し、フレーバーとは何か、どのように選ぶと良いか、などについて解説してみました。
シーシャのフレーバーとは?
シーシャのフレーバーとは、刻んだタバコ葉に香料と糖蜜、グリセリンを混ぜたものとなります。フレーバーの種類やニコチンの含有量はブランドやラインによって異なりますが、通常のニコチン入りのフレーバーは全てタバコ葉を元に製造されています。
また、それらのフレーバーを単体で吸うだけでなくミックスして様々な味わいを楽しむことができる点も魅力です。
味や香りを感じる仕組み
では、そんなシーシャフレーバーを吸うとなぜ味や香りを感じるのでしょうか。実は、成分である香料や糖蜜が味と香りを再現しています。
「かき氷のシロップが実は同じ味である」という話の原理と近く、それぞれのフレーバーの香料と糖蜜でフレーバーの風味を感じているという仕組みになります。
詳しくはこちらの記事に記載しておりますので、ぜひご覧下さいね。
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フレーバーの種類
ブロンドリーフ
ブロンドリーフは、通常のシーシャフレーバーのことを指します。シーシャのフレーバーは基本的にタバコ葉を水で洗い流しニコチンを落とす工程があります。そして、それを適切に行なっているフレーバーがブロンドリーフとなります。
ダークリーフ
ダークリーフは、ニコチンの含有量がブロンドリーフの10倍程度含まれるフレーバーとなります。製造工程でノンウォッシュ(タバコ葉を水で洗い流さない)となっており、喉へのパンチが強いフレーバーです。種類はブロンドリーフと比較すると非常に少ないですが、よりタバコに近いシーシャを吸いたい方はお試しいただくと良いでしょう。
ノンニコチンフレーバー
健康面も考えつつシーシャを楽しみたい方向けにはノンニコチンフレーバーがあります。原料にタバコ葉を使用せず、生の果実やサトウキビの葉などを使用しています。種類はやや少なめですが、より気軽なシーシャを吸う入り口としてもオススメです。
フレーバーのジャンル・選び方
多くの方、特にシーシャを詳しく知らない方は「どんなフレーバーを選べばいいの?」と感じることでしょう。そこで、シーシャフレーバーをジャンル別に分解し、それぞれの特徴を簡単にまとめてみました。
フルーツ×さっぱり系フレーバー
柑橘系のレモン・ライム・グレープフルーツなどに加え、ブルーベリーやスイカ、グアバなどもこのジャンルになるでしょう。2時間吸うなら飽きにくいフレーバーが良いという方、ミントを混ぜたりしてスッキリと楽しみたい方などにおすすめです。
フルーツ×甘いフレーバー
メロン、マンゴー、バナナ、りんごなどオーソドックスなフルーツフレーバーになります。ライチやイチゴ、ピーチなども該当し、味と香りがわかりやすいため初心者でも間違いなく楽しめるシーシャの入門編とも言えるジャンルかもしれません。フルーツの甘さが好きな方、シーシャを吸ってみたいと考えている方にはとてもオススメです。
スイーツ系甘いフレーバー
キャラメルやバニラ、クッキー、ナッツなどのフレーバーが該当します。原料に糖蜜を使用していることもあり、特に再現度が高いフレーバーが多い印象です。とにかく甘いシーシャが吸いたい、甘いスイーツに目がない方などには特にオススメのジャンルになります。
フローラル系フレーバー
お花がベースとなったフレーバーなどがフローラル系フレーバーに該当します。ローズ、ジャスミン、ラベンダーなどに加え、アールグレイなどもフローラルと言えるでしょう。ミックス次第でキンモクセイの香りができたり、などフローラル系フレーバーの世界は奥深いです。良い香りの煙を楽しみたい方、とにかくリラックスしたい方にとてもオススメです。
飲み物系フレーバー
ドリンクの再現フレーバーは、コーラ、ジンジャエール、コーヒー、紅茶、ミルクなど非常に多岐にわたります。特にコーラや紅茶はとても人気なフレーバーです。また、ミックス次第でエナジードリンク風シーシャなども楽しめますので、好きな飲み物がある方やフルーツ系のシーシャに少し飽きてきた方などはぜひお試しください。
スパイス系フレーバー
シナモン、カルダモンなどのスパイスのフレーバーです。ピリッとしたスパイシーな味わいと甘さや香りがしっかりと感じられるため、ミックスなどにも非常に人気のフレーバーとなります。後味をスッキリとさせたい方やスパイスに目がない方などにはとてもオススメです。
ミント系フレーバー
ミント系フレーバーは、風味や味わいに大きな差はありませんがミントの強さには明確な差があります。ミントの風味を楽しむ、メンソールのような清涼感を楽しむなど好みに合わせてミントを選ぶと良いでしょう。
【番外編】聞き馴染みない系フレーバー
人気のフレーバーの中でも面白いフレーバーがいくつかありますので、簡単にご紹介します。
パンラズナ → 白檀のような香り
レバニーズボムシェル → ヒノキのような木の香り
カクタス → サボテンのような瓜の香り
バジル → バジルの香り
スプリングウォーター → ボディソープ・香水のような香り
あくまで一例ですが、非常に面白いフレーバーはまだまだたくさんあります。このように名前から味の想像がつかないフレーバーやなかなか目にする機会がないフレーバーを試してみることにもシーシャの楽しさはありますので、ご興味ある方はぜひお試しくださいね。
フレーバーを楽しもう。(まとめ)
いかがでしたでしょうか。シーシャのフレーバーの世界は奥が深く、自分次第で様々な楽しみ方ができる点でとても面白いです。
シーシャの楽しみ方はつまり、フレーバーの楽しみ方とも言えるでしょう。ぜひシーシャ屋さんを訪れた際は、色々なフレーバーを試してみてくださいね。