今回はy2ヒーターとターキッシュボウルで作るシーシャについてご紹介します。
ターキッシュボウルの特徴
大きな特徴としては3つあります。
①ハンドメイドで作られていること。
ハンドメイドのため穴の位置や大きさ、ボウル自体の径や深さに若干の個体差があります。実際に筆者が使っているエジプシャンボウルを並べてみました。機械化が進んだ現代において、このボウルは一つ一つが違う顔を見せてくれるためとても愛着が湧きます。
②素焼きであること。
他のボウルには大抵コーティングが施されており、商品を購入した時点で美味しいシーシャが吸えます。 しかしターキッシュボウルには内側に何も塗られていません。そのためボウルにフレーバーのシロップが染み込むまでは、シーシャを吸った際に粘土のような土臭さを感じます。 ですが逆に言えば、自分のお気に入りのフレーバーをターキッシュボウルで何度も吸うことで徐々にフレーバーの香りがボウルに染み込んでいきます。 筆者はパンラズナやダブルアップルのようによく吸うフレーバーは、エジプシャンボウルで吸って専用のボウルを育ています。
育てる楽しみがあること。これはターキッシュボウルでしか味わえないといっても過言ではありません。
(一番右が半年ほど育てているパンラズナのボウル、右から二番目は4ヶ月ほど育てているダブルアップルのボウルです。)
③ボウルの真下に複数の空気穴があること
これもエジプシャンボウルの大きな特徴の一つで、真下に穴があることからストレートボウルとも呼ばれたりします。ファンネル型のボウルと違い、穴が下付きなので吸い心地は重ためです。
フレーバーが穴を塞いでしまい吸い心地がより重くなってしまうこともあるので、シーシャを吸い慣れてる人向けだと言えるでしょう。
また、穴からシロップが落ちてしまうのでシロップが多いアメリカ系のフレーバーを使う際にはあまり向いてないとも言われています。(もしシロップが多いフレーバーを使われる際はキッチンペーパーで軽く拭ってあげるといいです)
長くなりましたがここまでエジプシャンボウルの特徴の紹介をさせていただきました。
y2ヒーターの特徴
まずはy2ヒーターの特徴についてご紹介します。
y2ヒーターは東京の自由が丘にあるカンノークさん監修のHMS(ヒートマネジメントシステム)です。
y2ヒーターは他のHMSとは異なり、小型でキューブタイプのココナッツ炭がちょうど入る大きさになっています。
(お家シーシャをしている方はキューブタイプの炭を持っていないことも多いと思います。そのためこの記事ではお家シーシャでもよく使われるフラットタイプのココナッツ炭を使った作り方をご説明します。)
y2ヒーターは蓋をスライドすると側面の隙間を開閉できる仕組みになっています。しかし、側面の隙間を閉めてしまうと空気の通り道が上部の一つになり、空気の流れがなくなってしまいます。そのため炭が消えて黒くなってしまうので常に開けて使うようにしています。
セッティングのススメ
ここまでy2ヒーターの特徴についてご紹介しました。ここから実際にシーシャを作っていきます。
①炭を焼く
炭が燃焼するまで10分程かかるので、先に炭を焼いておきます。今回は炭を2個使います。
ここで気をつけて欲しいことはy2ヒーターは温めてはいけないということです。y2ヒーターの持ち手は木でできているため温めてしまうと溶けて取れてしまいます。(実際に筆者のy2ヒーターは温めてしまったので持ち手が取れました。)
②ボトルに水を入れる。
ボトルに入れる水はステム(空気の煙の通り道)と呼ばれる部分の先端が水につかるくらいで大丈夫です。
(青い線が水面です。)
③フレーバーを詰める
次にフレーバーをボウルに詰めます。今回はターキッシュボウルを使うので、シロップが少ないアルファーヘルのフレーバーを使います。フレーバーは個人的に大好きなダブルアップルで作っていきます。
ターキッシュボウルは詰め過ぎてしまうと空気の通り道がなくなってしまうので12グラムくらいが限度だと思います。今回は8グラム詰めていきます。
フレーバーを計ったらフレーバーを軽くカットして空気の通り道ができるようドーナツ状につめていきます。だいたい一つの穴が空いていれば問題なく吸えます。
アルミホイルは巻かなくて大丈夫です。もし繊細な味を求めるのであればアルミホイルを巻きましょう。
④蒸らす
フレーバーをボウルに詰めたら炭を乗せて蒸らしていきます。
炭が燃焼したばかりの状態では、炭が大きく縦には乗らないので横に2つ重ねて乗せます。
横に乗せた状態では蓋をしっかりと被せることができないので、風防をかぶせて蒸らします。
もし家に風防があればそれを被せてください。
風防をかぶせた状態で4分ほど蒸らします。4分経ったら炭が縦に乗るようになるので、風防を被せて更に4分ほど蒸らします
⑤吸う
蒸らしおわったら煙が濃くなるまで数回吸って完成です。
y2ヒーターは気密性が高く側面の隙間を閉じてしまうと炭が消えてしまうことがあるので基本的には側面の隙間は開けたままで大丈夫だと思います。
またy2ヒーターは炭替えを頻繁にしなくても濃くて美味しいシーシャを吸うことができます。実際に筆者も8グラム使ったダブルアップルを吸いきるのに一回も炭替えをしませんでした。
まとめ
y2ヒーターは慣れてしまえば簡単に美味しいシーシャが吸えるのでとてもおすすめです。
今回ご紹介した作り方はあくまで一例なので、ぜひご自身の好みの作り方を見つけてみてください。それでは素敵なシーシャライフを〜!