タバコの歴史は古く、7世紀の古代マヤ文明の人たちが吸い始めたのが最初だと言われています。そして15世紀の終わりに「アメリカ大陸」が発見されたとき、インディアンが吸っていたタバコをヨーロッパに持ち帰り、急速に広まったようです。日本には１６世紀半ばにポルトガル人が「鉄砲」とともに持ち込み、江戸時代には喫煙習慣が広まったと言われています。
そんな長い歴史を持つタバコを、人々は様々な喫煙方法を編み出しながら楽しんできました。我々が親しんでいるシーシャもそのうちの1つです。
今回は、そんなタバコを吸うための様々な方法を紹介していきます。
紙タバコ
現代では、紙タバコはタバコを吸う最も一般的な方法です。たばこはいくつかの安価な材料（タバコ、巻紙、PVA接着剤、フィルター）で構成されているため、大量生産と輸送が行え、非常に安価です。タバコは使い捨てアイテムであり、パッケージはポケットやハンドバッグの中に収まるように便利なサイズになっています。
これらの理由（および20世紀のハリウッド映画の社会的影響）により、タバコが最も人気のある喫煙形態になりました。そうは言っても、タバコに使用されているフィルターは、他の優れたろ過システムと比較した場合、タバコを燃焼した時に排出されるあらゆる毒素をろ過するという能力は低いと言われています。
パイプ
南アメリカの一部のインディオと、アメリカ合衆国の本土全域でインディアンが行っている先住民族の文化が、新大陸を求めヨーロッパから渡来した者たちに伝えられ、さらに彼らから世界各地に伝播していったものです。
かつては上流階級の代名詞でしたが、最近ではパイプタバコは人気を失っています。タバコを吸うのにもはや最も便利な方法ではなくなり、紙タバコに追い抜かれているような状況です。
パイプタバコを楽しむには、パイプ、タバコのポーチ、マッチやシガレットライターなど、様々な器具が必要です。手入れや使い方など、覚えなければならないことは多いですが、実はこのパイプタバコ、うまく吸えるようになれば20〜30分ほど楽しむことができます。
葉巻
葉巻たばこの歴史は古く、古代メキシコ文明の時代から楽しまれていたといわれています。19世紀初めにナポレオンの軍勢がスペインに侵攻したことを契機に欧州全土に広まり、世界的に普及するようになったといわれています。
葉巻タバコは、乾燥・熟成などの加工を施したタバコ葉を筒状に巻いたタバコです。葉巻タバコの構造は3層から成り、内側に詰まっている葉（フィラー）、フィラーを纏めている葉（バインダー）、外側を巻いている葉（ラッパー）からできています。 葉巻タバコが紙巻タバコとは違い、香料や添加物、薬品など余計なものは一切使用していません。そのため、最大限にタバコの喫味を楽しめます。
紙巻きタバコは煙を呼吸と一緒に肺まで吸い込む方法で喫煙されることが多くなりますが、それに対し葉巻たばこの煙を肺まで吸い込むことは難しく、口の中で味や香りだけを楽しんでそのまま煙を吐く方法でおもに吸われます。
この吸い方の違いによって、健康リスクが変わるともいわれています。
シーシャ
これに関してはいうまでもないかもしれません。
中東もしくはインドで誕生したとされるシーシャは水パイプを使用し、トップと呼ばれる器具で炭によって熱されたタバコの葉からでた煙が、水中を通ったものを吸って楽しみます。現在ではシーシャにおいて使用されるタバコの葉はシロップ漬けにされた、香り付きのものが一般的です。また、フレーバーはタバコと同じくニコチンを含むものが主流ですが、タバコを使用していないノンニコチンのフレーバーもみられます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
VAPORIZERS
VAPORIZERS（vapesまたはe-cigarettesとしても知られています）は、タバコ市場に参加した最新の喫煙方法です。VAPORIZERSは、その利便性と、煙の代わりに蒸気を吸入することによる健康上の利点が想定されるため、人気を博しました。VAPORIZERSにはさまざまな種類があり、従来のタバコの葉で使用するように設計されたものもあれば、e-liquidまたはvape juiceと呼ばれる液体タバコ溶液を噴霧するものもあります。水ギセルパイプのように、VAPORIZERSは風味のあるタバコを楽しむことができ、それは若い成人の間で人気を高めていきました。しかし、近年、このVAPORIZERSを使用して蒸気を吸うことに起因する多くの未知な健康問題があるとも言われており、VAPORIZERSを使用することの長期的な健康への影響についてさらに研究を行う必要があります。
Vapeとシーシャの違いについてまとめた記事はこちら。
いかがだったでしょうか？今回は5つの喫煙方法をご紹介しました。ぜひ下から他の記事も見ていってください！
