シーシャを吸うと酔いが回る?シーシャとお酒・アルコールの相性

シーシャを吸うと酔いが回る?シーシャとお酒・アルコールの相性

シーシャを吸う時、お酒を一緒に楽しむ方はとても多いです。そしてまた、「酔いが回りやすいかも」と感じたことがある方も多いのではないでしょうか?

今回は、シーシャを吸うと酔いが回るのか、そしてお酒とシーシャの相性はどうなのか、を検証してみました。

シーシャを吸うと酔いが回る?

結論、シーシャを吸うと酔いが回りやすくなる傾向にあります。

原因としては、大小様々ありますが、シーシャに含まれるニコチンと一酸化炭素が主な原因となります。

まず、ニコチンは血管を収縮させる働きがあり、アルコール(が分解されたもの)が含まれる血液の循環が悪くなります。アルコールは体内でアセトアルデヒド、酢酸、そして水と二酸化炭素の順で変化します。そして、アルコールがそのように変化する中で、血液を循環しながら分解していきます。つまり、血中に酢酸(アルコールが分解されたもの)が含まれた状態となります。この状態で血管が収縮すると血液の流れが悪くなり分解が進まないため、酔いが回りやすいと感じやすくなります。

次に、一酸化炭素はアルコールの分解に必要な血中の酸素と結びつき、酸素不足の状態を引き起こします。アルコールの分解の過程では酸素を必要とします(おおよそ、アルコール1gに対し酸素2g程度)が、その酸素が一酸化炭素を摂取することによって、分解に必要な量が確保されず、酔いが回りやすいと感じる傾向にあります。

シーシャとお酒は一緒に楽しむべきではない?

ここまで読むと、「シーシャは身体への害が強いからお酒を飲むとダメだ」と感じたかもしれません。しかし、シーシャとお酒を一緒に楽しむことに関して、特に問題はありません。

そう考える理由を3つ説明します。

① お酒を適正量で楽しめば問題ない

まず、酔いが回りやすいとは言いますが、自分の適正量で楽しむ上では基本的に問題はありません。いつもより飲みすぎた後にシーシャを吸う時やシーシャバーでたくさんお酒を飲む時には気をつけるべきですが、気にしすぎると楽しみにくいのも事実です。ほどほどにお酒を楽しみながらシーシャを吸ったり、居酒屋の後にシーシャバーを訪れる程度では、気に留める必要はないでしょう。

② シーシャの煙のニコチン・一酸化炭素の含有比率は紙タバコより少ない

次に、シーシャの煙の主成分は水蒸気であるので、紙タバコと比較してニコチンや一酸化炭素の含有比率が低いです。そのため、紙タバコのイメージで酔いが回りやすいと感じている方からすると、「それほどでもない」という印象を受けるでしょう。

③ お酒と一緒に楽しむことの良さもある

最後に、少し別の観点となりますが、シーシャもお酒も嗜好品です。お酒を飲んで少し気持ちよくなった状態でシーシャを吸う楽しさはありますし、正しく理解をした上で楽しむ分には問題ないと思います。お酒との組み合わせ方次第でシーシャの味をより楽しめる場合もあるので、お酒が好きな方はぜひこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

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シーシャとお酒

気をつけるべきこと

最後に、シーシャとお酒を同時に楽しむ上で気をつけるべきことをまとめてみました。

体調をしっかりと整えた上でお酒を飲む

これは、シーシャとお酒それぞれに言えることですが、体調不良の時や空腹の時には特に酔いが回りやすかったり悪酔いしたりする傾向があります。体調が良くない時は無理をせず、元気な時に楽しむということは徹底するべきでしょう。

お酒を飲む量・ペースを少しだけ抑える

シーシャを吸う時はお酒を飲む量をいつもより1杯減らしてみる、飲むペースをゆっくりにしてみる、お酒と一緒に水を頼む、など酔いが回りにくいように自分で工夫するようにしましょう。

その上で、自分の体調を見ながら徐々にいつもの飲み方に戻すか、抑えたままにするかを判断することをオススメします。

何事も正しい理解が大切(まとめ)

いかがでしたでしょうか。

シーシャを吸うとお酒の酔いが回りやすいというのは事実です。しかし、それをシーシャとお酒の相性が悪いと結論づけるのは、正しいとは言えないでしょう。

シーシャとお酒が持つ嗜好品としての魅力、お酒に合わせてシーシャのフレーバーを選ぶ楽しさを無視することはできません。

シーシャを吸いながらお酒を飲む上で気をつけるべきことを正しく理解し、自分に合ったシーシャとお酒の楽しみ方を考えてみてはどうでしょうか?