今回はシーシャ屋さんでも目にすることが多いシリコンボウルについて解説していきます。
見た目と特徴
シリコンボウルは黒色のものが多く、触ると柔らかいという特徴があります。そのため陶磁器でできたトップとは違い、落としても割れることはないので安心して使用できます。
また、陶器のボウルではステムとの接続にパッキンを使用する必要がありますが、シリコンボウルではその必要がありません。
ただ、そのシリコンという素材が故に、半年ほど使用していると、ボウルの皿の部分の真ん中の穴が劣化し、穴の高さが低くなっていくため、フレーバーが下に落ちやすくなるというデメリットもあります。
また、個体差があることが多く、ロータスが綺麗にハマらない場合があるので注意してください。ただ、うまくはまらない場合でもロータスを乗せてしばらくするとボウルの径が大きくなるので使用は可能です。
使用できるHMSは主にロータス、アマボーストです。
温度調節はかなりしやすく、使い勝手もいいので初心者の方にもおすすめです。シリコン製のためボウルが熱くならないのもいいですね。
種類
シリコンボウルには主にトルネード、ペイズリー、7つ穴(ボルテックス)、ファンネルの4種類があります。
ボルテックスとファンネルは陶器のものでもよく目にしますが、トルネードやペイズリーといった仕切りのあるものはシリコン特有の仕様かもしれません。
トルネードやペイズリーでは8〜10g程度、ボルテックスやファンネルタイプでは10〜15gほど入ります。
使い方
まず、ボウルにフレーバーを適量盛ります。このとき、HMS(ヒートマネジメントシステム)にフレーバーが当たらないよう、十分に注意してください。
次に、ボウルの上にHMS(今回はロータスとする)を乗せ、熱した炭を乗せます。炭の数は基本的にフラット2つ、AFダブルアップルやAFグレープなど、強く蒸らしたい時は3つ入れます。蓋を閉めます。
4分ほどむらし、HMSを90度回転させて何度か吸います。しばらくするとしっかりした煙が出てくると思います。炭を乗せてからしっかり煙が出るまでの時間は、HMSとフレーバーの距離やロータスをあらかじめ温めておくか否か、火力の強さなどさまざまな要因で変化します。
30分ほど経ったらロータスを外して中のフレーバーをひっくり返してあげます。シリコンボウルの場合は基本的に上から(ロータスから)の熱が主にフレーバーに届くため、フレーバーは上から燃えていきます。従って定期的にフレーバーの上下をひっくり返してあげる必要があります。
総合評価
メリット
・ボウルが熱をもちにくく、触っても火傷しない
・火力調節がひかくてきん簡単に行える。
・割れない。
・比較的安価に購入できる。
デメリット
・使えるHMSが限られる。
・劣化すると使い勝手がかなり悪くなる。
・個体差がある。
・途中でフレーバーをひっくり返す必要がある。
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